<開発者インタビュー>ただ音楽に没頭したいから

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もっと自由に弾きたい

14歳からギターを弾きはじめ、高校卒業後プロのギタリストになりたいと単身渡米した菊永さん。
その後プロのギタリストを経て、ノブの開発をされたとのことですが、きっかけとなったのはなんだったのでしょうか。

菊永

私は結構機材好きで、コンパクトエフェクターでボードを組むのも好きだったんですけど、
エフェクターって踏んだときにノブを蹴っちゃうとずれるじゃないですか。
友人のギタリストもガムテープでノブがずれないようにとめてたりして。
でも、ベタベタするし、かっこよくないし、嫌だなって思ってたんです。

川島

かっこよくないし

菊永

そうです、ギタリストってかっこよくないとダメだと思うんです。
その機材にガムテープってカッコ悪い。
でも、もちろん、音が大事なので、プロの現場では貼らざるを得ない。

川島

正義の味方が、変身ベルトが取れやすいからってガムテープでとめてたら絶対ダメですよね。

菊永

でも、セッティングがずれないエフェクター自体が欲しいわけじゃないんです。
私たちは自分の好きなメーカーの好きなエフェクターを好きなように使いたいんです。
それで、ある日、ノブに工夫をすることで、どんなエフェクターであっても、
セッティングを守れるのではないかって考え始めたんです。

川島

なるほど、固定できるノブを作るということですか?

菊永

その方法に関してはいろいろ考えました。
固定するものだったり、エフェクターにカバーをするものであったり。
でも、エフェクターってサイズや形がたくさんありすぎて、対応が不可能だと。
現実的なのはノブを空転させることだという結論に至ったんです。

ノブを空転させて、動かなくさせる

川島

ノブを空転というと?

菊永

例えば、私たちが作ったHAWKEYE KNOBはこのままではノブを回すことができません。
このまま回そうとしても、ノブの側面がくるくると回るだけで中の目盛りが回ることがありません。
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回したいときには側面を引っ張りあげながら回す。
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つまり、ライブ中など下に置いてある状態だと、ノブに当たっても、周りが空転するだけで、
セッティングがずれることがないということが実現できたのです。

川島

なるほど!その構造に至るまで、結構時間はかかったのですか?

菊永

思いついてからできるまで、結構すっといけるかな?と思っていたのですが、
なんども試作したり、使いやすさを検証したりとしていたら、結局3年かかりました。
でも、その分、満足のいくものに出来上がっていると思っています。

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デザインにもこだわりを

川島

たくさんのこだわりの中で、かなりこだわられたのが外観だとか。

菊永

先ほども申し上げましたが、このノブは機能性は優れているけど、あまりかっこよくないよね。
というものではいけないと思ったのです。
むしろデザインで選んでいただいて、かつ機能がすごいというくらいでもいいと思っていました。
それくらい、デザインは何十パターンも作成し、いろんなエフェクターに合わせた時に、
よりかっこよくなるように。
実はそこが難しくて、様々なエフェクターのデザインをよりかっこよくするためには、
デザインを作りこみすぎてはいけない。
でも、引きすぎてもいけない。
その、絶妙なラインを引き出せたと思っています。

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今では、
Solidシリーズのスタンダードなブラック、ホワイト
そして、auraシリーズのクリアとクリアレッド
今後も、こだわりのカラーが出していく予定です。

川島

ギタリストの方に、何かお伝えしたいことはありますか?

菊永

ライブの最中に「げっ、ノブがずれた、音量が変わった。。。」とか思いながら
弾いても集中できません。
そもそも、ノブがずれてしまったら音作りやリハーサル意味すら、なくなってしまいます。
足元のボードを見下ろした時に、自分の組んだボードが「なんてかっこいいんだろう」と
デンションをあげてくれたりインスピレーションをくれるのも音楽機材の大きな役割です。
私たちは皆様がもっと自由に音楽に没頭していただくお手伝いができたらと思っています。

<取材:川島>

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